ストーリー
植樹プロジェクト ゆずりは

 水島は、葬儀社のベテラン営業部長。彼の務める会社に茶髪でピアスの若者・高梨が面接にやって来た。水島は周囲の反対を押し切って採用を決める。一見、軽薄に見える高梨だが、実は、御遺族にしっかり向き合い、自然体で心に寄り添う豊かな感受性の持ち主であった。 職業柄、数多くの「死」に接してきたため、悲しむ心を押し殺してきた水島だが、高梨との出会いによって熱い心と、ある事情で先立った妻への思いを取り戻していく。そんなある日、高梨がいじめを苦に自殺した故人に想いを寄せるあまり、参列者を罵倒するという騒ぎを起こしてしまう……。

ゆずりはとは...

 春に枝先に若葉が出たあと、前年の葉がそれに譲るように落葉することから、その名で呼ばれる。また、その様子から、親が子を育て家が代々続いていくことに見立てた縁起物とされ、正月の飾りや家の庭木にも使われる。ユズリハ(楪、交譲木または譲葉、学名: aphniphyllummacropodum)は、ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木。古名はユズルハ。高さは10mほど。葉は長さ20cmほどで、枝先にらせん状につく。雌雄異株。5月から6月に咲く花には花被がなく、葉腋から総状花序を出す。果実は10月から11月に熟し、黒褐色になる。俳句や和歌では、新年の季語として用いられる。